かれい丸 トレーラへの道! 2008


 トレーラへの道

夕方から夜半にかけて赤いか釣り、夜中は陸に上がって野宿、夜が明けたらアジ&鯛、
昨年はこの強行スケージュールを何回かこなしてきた。
クラブのパーチィも飲んだ後は車中泊だった。
釣りするお馬鹿さんなら車中泊なんて当たり前
だけど、いいオヤジが車中泊や野宿なんて なんだかなぁ・・・

最近は軽キャンパーがテレビで紹介されたこともあって
軽キャンパーが増えた
そうだ 野宿をやめてキャンパーになろ!

早速ネットで検索する 自作軽キャンパーなるものが多数ヒットした
これを見ていたら私も釣り用に軽キャンパーまがいの車を仕立てたくなった。

ただ
軽キャンパーだとボートの車内積が出来なくなる 
そこでカートップを試みたが、運転や安全を考えると軽ワゴンでは難しかった。
次にトレーラブルを考えネットでいろいろ調べてみる 
だけど軽で出てるのはミニパジェロやジムニー等のオフロード車
こいつらはもともと牽引も考えて作られてるし参考材料には乏しい
とにかく愛車の牽引能力を知るためにメーカーから性能表を仕入れ
牽引能力を計算してみる
しかし、何度計算しても牽引能力は100Kさえ出なかった。
これではトレーラは無理だ だが、あきらめず
1月25日
軽自動車検査協会に足を運び再びプロに計算依頼をしてみる

だがだが
検査官は

「今、車の性能がよくなってますから、昔と計算方法が違ってますよ」

 と

出てきた数字が300K超え へぇ  ラッキー
さっそく手数料を支払いその場で車検証の備考欄に牽引重量を書き込んでもらう。 
これで晴れて牽引車の仲間入り 第一関門突破


検査官の方へ
大変親切で優しく対応していただきありがとうございました。
すごく感謝してます。

昔のトレーラ牽引車は特殊で手つづきも面倒だったのですが、今は車検証備考欄に
牽引重量が書いてあればトレーラを選ばず牽引可能に法律が変わりました

ヒッチメッバー

ヒッチメッバーについては法的な規制はないが強度不足でトレーラ事故を
おこしてもすべて自己責任になるので安易な自作も出きない 
結局 軽のヒッチメンバーは専用業者さんからの特注仕様になりハードルは高い
(寸法採取のため遠路はるばる都会の専門業者さんまで持ち込み採寸取り付け時は再持ち込み必要)
しかし なんとか業者を探しだし

1月30日に発注 
納入まで時間がかかったが 3月7日に入荷

3月16日にヒッチメンバー取り付けた 第2関門突破

 ヒッチメンバー取り付けた写真

トレーラ選び

牽引車両車検証に記載してある車長、車幅、牽引可能
重量より小さいもの且つ積載するボートより大きいもの
こんな条件にあった市販トレーラは数少ない
でもこれらをクリアしないと軽でトレーラブルは出来ません。

これをやろうしている私はちょっと変態かも!
そう 超貧乏という変態です。

しかし 変態は不可能を可能にするのだ

3月14日 条件に見合うトレーラをネットで発見、速攻で注文

3月30日 牽引車に配線接続
トレーラの納車は来週末あたりいかがですかと業者から連絡があった。 
で 運送費をケチって船便にしたら港止になってしまった。 
港まで引き取りにいけるよう今日は慌ててヒッチの配線をおこなった。
ケーブルの取り回しに苦労し、ほぼ丸一日費やした。

4月27〜28日 トレーラ引き取り
トレーラ配送は連休以後の連絡を受けた。これでは真鯛ののっこみに間に合わない。
ヒッチメンバー 配線接続 運転 どれも初めてで不安ばかり でもトレーラ牽引がうまく
いかなくても現地でプロの業者さんが対応してくれる確約をもらったので、多めの休暇
申請してはるばる平塚まで往復800KMを走り抜いた これもすべて釣りのため 
結局 心配したようなトラブルはなく、配線OK ヒッチメンバーOK すぐに牽引して帰って
くることが出来た。 モチロン経費節約のため下の道 そして自炊(笑)
使ったのは安房峠の料金1200円とトイレ使用でやむなくコンビニでで買ったコーヒ代
引き取りがスムーズにいったので29日は休まずにすんだ 

初対面は、え〜 これが私のトレーラ! 「すげ〜ぇブス」 という印象を受ける。
しかし 配線、ヒッチメンバー等、何等問題も発生せず簡単に牽引出来たことが
嬉しかった。 軽が軽を引くのでブレーキも心配だったが牽引中のブレーキも
ほとんど変わらないように思った

自宅についたら早速化粧直しに
励もう

化粧直し


 このトレーラーは誰かの手垢がついてる ひえ〜〜
自分の手垢をつけなければ って わけで
さっそくバラしてみました。
シャシーはドブ付けだからって気になるようなサビはないが、足回りは結構サビついてる




付属品を取り外した姿 シャシーのみ

亜鉛ドブ付けのため 見た目の経年劣化は否めないが
、傷、錆はほとんどなし 年式を思えば満足出来る代物



右に見えるボルトがタイヤ取り付けボルトです
ハブは毎回海水に浸けるのですがこの程度の腐食でした。




錆落とし完了 まだ浸けてれば綺麗になるのでしょうが
これでよしとしました 花咲G20倍に3日間浸けてます

は灯油にベアリングを浸けてる写真
右はハブ内のサイドシュ受け部分です。
さすが、ここはサビ止めの弱い部分なのかしっかりと
腐食してます
しかし、ハブ内はシールが効いていたせいか綺麗でした
心配だったベアリングもへたってないようですクリーニング
して組み直し
すれば使えそうです



ハブ内サイドシュー受け部分
どう きれいになったでしょ

  これが花咲Gの力



レーキパッド関係 サビだらけ

   見事です。


サビを落としバネを新品にしてみました。
(バネはホームセンターで間に合わせ)




これはトレーラ上部の2本のキールを固定してる金具です。これが一番ひどかった
連休はこれらのサビ落としをやります。
連休後はサビを落とした画像をまた載せます

  サビが上手く落ちるか乞う期待運


ここまで錆が落ちました



タイヤハウス
多分、前所有者が走行中、ジェットがずれてタイヤハウスの上に落ちて破損したものと思われる



他社メーカのタイヤハウスに交換しようと思ったのですが
この赤色は目立つから事故回避に役立つような気がして
今となっては気に入ってます。 割れ部分を修理しました
100円ショップで買ってきたプラケースを切ってコーキング材
で張り合わせました。強度は十分です
クランプも100均ショップ




使い古しの花咲Gに一週間つけました

インナ-ベアリング                アウトベリング                  オイルシール
品番                        品番                        品番
KOYO H-ICAP 32004JR JAPN       KOYO HI-CAP L44649R KF JAPAN       koyo-CR HMSA 40 52 8

5月17日

思いの外 ベアリングの腐食があった
結局、知り合いの自動車屋さんにハブベアリングを注文
そして今日が待ちにまった、ハブベアリングの入荷日

左が入荷したインナーレースとインナーベアリングです。
アウトもオイルシールもすべてセットで購入しました
当初、ベアリングのみ交換するつもりでしたがせっ
かくの機会ですからレースも交換することにしました。
レースをセットするのはプレスを使うので
プレスを持ってない素人では無理です。
、整備工場でやってもらいます

  部品があった
これで最大の難関をクリアー
 





 2時の方向に切り欠けが見えます。
 8時の方向にも切り欠けがあるのですが ここを交互
に叩けばアウトレースを叩き出すこと出来ます。

でも、素人は叩き出さないほうがいいと思います。
ここまでグリスを落とし、圧入しやすい状態に
したら工賃もさほどではありません。
あとはプロにやってもらった方がいいです。
叩き出したレースは新しいレースを圧入するときの
押さえに使いますので、重要な部品でもあるのです。



 

ブレーキワイヤー 全長142cm 動き代7cm 締め代部分7cm

ハブベアリングの交換方法(私流)
ハブ内に灯油を入れグリスをきれいに洗い流す。
灯油は揮発性が悪く、残るので仕上げはガソリンで洗う
この時点でオイルシールの品番が見えれば手帳に控える 
オイルシールをマイナスドライバーで外し、イン、アウトベアリングを取り出したら品番を控え
知り合いの自動車屋さんで オイルシール ベアリングの各部品を取り寄せてもらう


部品が入荷したら、ハブを持ちこみレースの圧入をしてもらう
 

ハブベアリング内のグリスの入れ方
左手にグリスを薄く塗りつけ軽(テーパベアリング)の小さい
方を下にして左手にこするようにしてベアリング内にグリスを入れます。
グリスはドーナツ穴に逃げて行きますので逃がさないようドーナッツに指を差し込んで刷り込んでいくの
が上手いやり方です。

ハブ内には耐水グリスをくまなく入れますがグリス竿500gが 4/5程度入りました
結構入るもんですね

感想
部品代と圧入の工賃だけですから、上記の方法が一番安上がりだと思います。 だけど
私は貧乏だから仕方なしにDIYをしましたが ハブ交換はプロにやってもらった方が楽です。
自分でのハブ交換はお奨めしません。 ホンマ面倒ですよ

ベアリング交換は当初(レーラ専門店)の見積もりの1/3の値段で済みました。


平成20年5月28日(日)   最終調整

サイドブレーキの固着
長年塩浸けにあっていたせいか2本あるサイドブレーキワイヤーの1本が(全長135cm)ワイヤーカバーと
固着していた。
こいつはネットでバイクのフロントブレーキ用(140cm)買い、多少の加工はしましたが代用すること
ができました。

最後に自宅の周りをトレーラで走行後、各ボルトと増し締めして完了!


  ようやく春から構想を練っていたトレーラ物語も終わりました。
ここまで来るのに楽しくもあり苦しくもありましたが、大変疲れました。

      もう  今年度の釣りをするエネルギーも お金も使い果たしました。(笑)
      来月から、またガソリンが170円にあがるし 近間の新湊しか行けません(泣)